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いよいよ最終日でありますが、今日はこれから鹿児島県に入って参ります。まず我々が向かったのは桜島であります。で、その日の朝に気が付いたのですが、テレビで天気予報やりますよね。その時に桜島周辺の風向きの予報もやるのです。何じゃこりゃと思ったらガイドさんが教えてくれました。桜島からは常に火山灰が降ってくるので風向きが悪いと洗濯物が干せない。火山灰にさらされると黄色く変色してしまうらしいのです。だから毎日予報をやるらしいのです(←こういう情報を教えてくれるのはツアーのいいところ)

さて、霧島温泉郷を出たバスは進路を南にとり、まずは錦江湾(鹿児島湾)を目指します。そして突き当たったところを今度は進路を東にとり、桜島を目指しました。この桜島と言えば、やはり「桜島大根」が有名ですよね。実はこれ、他のところで育てるとあまり大きくならないそうです。やはり桜島の地質が一番あっているそうなんです。…と思ったら、以前福島の方がこの種を持ち帰って自分のうちの庭か何かに播いたそうです。すると30sを越す大根ができてしまったらしい。…それじゃダメじゃん!
で、この日の桜島なんですが、ちょっと風向きが悪かったようでご覧のように山頂に雲がかかっておりました。そして、よし!これから桜島に登るべ!と思ったら素通り…。へ?どういうこと?どういう事もこういう事もありません。それがツアーなのです。ということで横から桜島を眺めただけで、今度はフェリーに乗り込みました。

さて、そのフェリーなんですが、桜島と鹿児島を15分くらいで結んでおります。そしてな、なんと!24時間営業だそうで、さらにガイドさん曰く「このフェリーの運ちゃん(?)は運転が(?)がむちゃくちゃ上手いんですよ。普通は港に着いたらガクンって揺れるじゃないですか。でもこのフェリーにはそんなことは全くないのです」と仰っておりました。さらにさらにこのフェリーは桜島町が運営しており、思いっきり黒字なんだそうです。だからその財源を目当てに鹿児島市が自分のところと合併させたがっていたとかいないとか…(ヒソヒソ)
こうして対岸の鹿児島市に到着した後は、今度は南西方面に向かい、知覧を目指しました。この知覧には有名な観光スポットが2つあります。1つは知覧武家屋敷群と申しまして、江戸時代の武家屋敷が当時のまま残されております。もう1つは知覧特攻平和会館と申しまして、ここには太平洋戦争末期に特攻隊の基地があったらしく、その資料館が建っているのです。で、今回は時間の都合でどちらか1つしか回れない(←つくづくツアーって嫌よねぇ)ということで、私と父は特攻平和会館に参りました。

さて、その平和会館に到着し中に入ってみたのですが、特攻隊員の遺書や家族に宛てた手紙、それから形見の品々などが展示されていました。まぁ普通の資料館だったので「こんなもんかなぁ」と冷めた気持ちでいたのですが、するとあちらこちらから鼻をすする音が…そうなのです!みなさん泣きそうになっているのです!考えてみれば平日のツアーなんかに参加する人っていうのは、退職したりして老後を過ごしている お年よりばっかじゃないですか。きっとご自分たちの記憶と重ね合わせてたんでしょうねぇ。それを考えるとこっちもジーンときてしまいました。
さて、そしてこの特攻平和会館の展示品の目玉というのがございまして、これが海中から引き上げられた戦闘機でございます。もう何年も海水に浸かってたわけですからボロボロなんですが、操縦席の中とかを見ることができて興味深いですよ。
あ!申し遅れましたが、知覧というのは福岡の八女・佐賀の嬉野と並ぶお茶の産地だそうです。特徴としては渋〜いお味だそうでございます。
このようにして特攻平和会館を後にした私たちは、一路鹿児島空港に向かいました。その途中、いろいろとお土産を買いましたよ。かるかん・薩摩揚げ・焼酎など、鹿児島名物をたらふく買い込んで家に帰りましたとさ。めでたしめでたし。
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