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ぷぅ太郎の写メ旅行記
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 2.宗谷岬(2003年9月)
 3.納沙布岬(2003年9月)
 4.天橋立(2003年11月)
 5.鳥取砂丘(2004年7月)
 6.国東半島(2005年2月)
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宗谷岬に行きました(2003年9月)


 2003年9月某日(←これも忘れただけ^^;)私は羽田空港におりました。5年ぶりの北海道へ参ります。この前行ったのは雪祭りの時で主に道南(札幌→小樽)だったので、今回は道東へ行くことにしました。で、とりあえず新千歳空港まで飛び、札幌で一泊。次の日に特急列車で稚内まで行きました。しかしここで思わぬ誤算が。私は北海道をナメておりました。朝に札幌を出発して、お昼に旭川で途中下車してラーメン村へ、そのあと稚内まで行ったのですが、到着したのが夕方ですよ!さすが北海道、広すぎる!こんな事なら飛行機でひとっ飛びすれば良かったです。

 さて稚内に着きまして、全日空ホテルにチェックインしましたが、私の泊まった部屋からはご覧のように稚内港が一望できました。しかし、私にはそんな景色など眺めている余裕はないのです。今回稚内に来た目的は「日本最北端の日の出を見る!」だったわけですから、とっとと寝て明日の朝に備えなければならないのです。いちおうフロントに明朝の日の出の時刻を聞き、目覚ましをかけてとっとと寝ましたとさ。
 翌朝4時頃でございます。目覚ましの音で起きた私はフロントまで降りて行き、タクシーを呼んでもらいました。10分くらいするとタクシーが到着、それに乗り込んだ私は開口一番「宗谷岬まで行ってください!」と申しました。運ちゃんは「分かりました。」と。以下、こんな会話が。

 ぷ:「日本最北端の日の出が見たいんですよ。」
 運:「こんな時間に呼び出されたからロシア人かと思ったよ。」
 ぷ:「(笑)」
 運:「こんなことした人はこれで3人目だね。」
 ぷ:「そうなんですか?俺の他にもいたんですか?」
 運:「2人ともカメラマンだったけどね。」
 どうやら一般人でこんな事をやるのは私だけだったようです。そうこうしているうちに目の前にはご覧のように牧場が見えてきました。ここを越えると宗谷岬です。
 数分後、宗谷岬に到着しました。何だかんだ言いながらも、私の他にも何人かが日の出を拝もうとしていました。ちょっとした灯台みたいな物がありまして、そこに登って日の出を待ちました。すると…↓↓↓
→→→→→→→→
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! おおーーーっっっ!!!素晴らしぃぃぃ!!!みんな一生懸命シャッターを切ってました。

 さて、その灯台からちょっと歩いたところにあるのがこの「間宮林蔵渡航碑」です。ではここでちょっと歴史のお勉強を。まずこの間宮林蔵という人なんですが、江戸時代後期の人物です。この宗谷岬から樺太に渡ったんですが、その当時は樺太が大陸と地続きになっているのか、それとも離れているのか分からなかったんです。そこでこの間宮林蔵が樺太に行き、海岸線をぐるっと回ってみたわけです。そしたら元の場所へ戻ってきてしまった。これで樺太が島であることが証明されたのです。だから、この樺太と大陸との間にある海峡を「間宮海峡」と呼ぶのです。ちなみにこの名前はシーボルトが付けたんですよ。

 このようにして、当初の目的を果たした私は再びタクシーに乗って日本最北端の海を右手に見ながらホテルまで帰ることにしました。その帰りの車内で運ちゃんがこんな話を。
 運:「お客さん、トドワラって知ってる?」
 ぷ:「いや、知りませんけど。」
 運:「古い木が腐ってできた荒野があるんだ。」
 ぷ:「へぇ、それどこにあるんですか?」
 運:「野付半島。根室から北へ行ったとこ。」
…次の目的地が決まってしまいました。この続きは「納沙布岬編」でお送り致します。